超硬材料を使用し、円筒状の品物先端部を更に細い形状や模様を施したピンの事を指します。
円筒形状と同芯であり、先端が細く、長くなるほど加工の精度が上がります。金型部品や、医療関係の部品に使用されることが多いです。
超硬材料は耐摩耗性、耐食性、耐熱性に優れている為、長時間の抜き加工、プレス加工による形状変化(摩耗)、熱による形状変化(収縮、膨張)、使用環境による変化(防錆)に強く、長時間安定した使用が可能となります。
当社は超硬段付きピンを製作する際、円筒研削盤、プロファイル研削機、お客様のオーダー内容によってはLAP磨き、型彫放電加工機を使用します。
外径円筒形状は±2μ、先端部の公差は±3μ、同芯度は2μ以内、形状の面状態は最良面でRz0.01(鏡面)まで加工が可能です。先端部は非常に加工の難易度が高く、細く、長くなるほど難しい加工となります。
当社では外径φ5.0-先端部φ0.20-有効2㎜の加工も過去実績としてあります。
※超硬段付きピンの過去実績参照
>>超硬部品/超硬金型の超硬加工を 成功させるポイントを紹介
こちらでは、当社の超硬段付きピン事例をご紹介いたします。
当社における超硬段付きピンの最小径になります。
L/D10となっております。
また、当社独自のプロファイル加工技術使用し、先端部φ0.20・有効2.0が加工可能となります。
2段の段付きピンになります。
先端部を補強する形で、2段目の段がついています。
他サイズの段付きピンをお探しの方は、下記事例もご確認ください。
当社の極小段つピンの中でも、有効の長さにこだわった製品になります。
補強部が無く非常に折れやすいため、加工難易度が高い製品になりました。
また、L/D10となります。