極小・高精度・難形状の金型を高品質にする技術やノウハウおよび基礎知識をご紹介!
試作金型を多数個取りにすることによって、金型のコストダウンが可能となります。
単純に1ショット、取り数を1個から30個そして100個とすることができれば、生産性は大幅に向上します。
従って金型改善、生産コストの低減、生産性向上を検討する際は、多数個取りは検討すべき重要なアプローチの一つです。
超硬金型・超硬部品 設計製作センターを運営する桂精密は超多数個取り金型において、
数多く提案してきた実績があります。
プレス機に合わせ、最適な取り数の金型を提案することで、理想の多数個取り金型が実現します。
金型材料は高価な材料が多く、どの...
粉末成形プレスラインの生産性向上について、金型メーカーの立場から、
検討すべきポイントについて解説します。
まず生産性の向上という大きなテーマの下で、
具体的にどの項目を改善していくのかを定める必要があります。
例えば、生産に用いる金型自体を潰れにくくするのか、ショット数を上げるのかといった、
取組む項目毎にアプローチが異なります。
上記の2つはいずれも金型の耐久性向上という改善目的に沿っていますが、
ショット数を上げるためのアプローチと、潰れにくい金型を作るためのアプローチは実は異なります。
ショット数を上げ...
超硬金型の寿命を上げるためには、金型の硬度を上げるのが一番即効性があり、有効な手段です。
ただし、単純に硬度を上げても大幅な長寿命化につながらないケースもあります。
これは成形対象となるセラミックの材料に寄るところが大きく、成形対象と金型材料の両方が上手くマッチするように金型を企画しなければなりません。
たとえば
超々微粒子を用いた超硬合金を金型に用いると、硬くなるが割れやすいという特性となります。
量産数を増やすのか、金型が割れにくくするのかの目的によって対策は異なってきます。
例・製品が小さい、または極小の場合は、超々微粒子...