極小・高精度・難形状の金型を高品質にする技術やノウハウおよび基礎知識をご紹介!
「超硬」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?この言葉は、金属加工や切削加工などの産業分野でよく使われる言葉です。超硬とは、非常に硬度の高い材料のことを指します。一般的には、炭化タングステンを元にコバルトを結合剤として焼結した材料を超硬材料としています。超硬金型とは、この超硬材料を使った金型のことで、高品質なプラスチック製品や精密部品を生産する際に欠かせない重要な役割を担っています。今回は、そんな超硬や超硬金型について、詳しくご紹介していきます。
目次:
1.超硬とは
2.超硬金型とは
3.超硬が金型に使用される理由
4.超硬加工とは
5...
粉末成型金型とは、金型製造に使用する技術の一種です。
この技術は、粉末状の金属や非金属の材料を使用して、高品質かつ低コストな金型を作成することができます。
そのような粉末成形金型の製造方法とメリットを紹介いたします。
>>桂精密の粉末成形金型
>>超硬部品の製作なら、桂精密にお任せください!
目次:
1.粉末成形金型とは
2.粉末成形金型の特徴
3.粉末成形金型の工程
4.当粉末成形金型の工程
5.当社の粉末成形金型の特徴
6. 粉末成形金型なら、当社にお任せください!
粉末...
超硬金型は、耐摩耗性、耐久性、離型性に優れた金型になります。今回はそんな超硬金型を成功させるポイントを紹介いたします。
目次:
1.超硬金型とは
2.超硬金型の特徴
3.超硬金型の加工方法
4.粉末成形金型とは
5.当社の超硬金型の事例を紹介
6.超硬金型の設備をご紹介
7.超硬金型なら、当社にお任せください!
超硬金型とは超硬合金で製作された金型になります。
超硬合金はタングステンカーバイドが主成分であり、ダイヤモンドの次に硬くダイス鋼で対応できないものを成形する場合に使用されます。
...当社では、電子部品の成形に使用される超高精度金型の設計・製作に長年携わってきました。その中で、高度な技術を培ってまいりました。当記事では、そんな当社が保有する技術を用いたウス(ダイス)段付き金型についてご紹介します。
ウス(ダイス)段付き金型とはウス(ダイス)段付き金型は、上パンチ、ウス(ダイス)、下パンチにより構成されています。パンチ多段式金型の違いとしてウス(ダイス)側に段がつく点が違いになります。用途として、パンチが細長いものに採用されることが多いです。また、ウス(ダイス)内部に段付き加工を施すため、精度を出し難い金型になります。下図は、ウス(ダイス)段付き金型の一例で...
当社では、電子部品の成形に使用される超高精度金型の設計・製作に長年携わってきました。その中で、高度な技術を培ってまいりました。当記事では、そんな当社が保有する技術を用いたパンチ多段式金型についてご紹介します。
パンチ多段式金型とは?通常の金型は、上パンチ、ウス、下パンチにより構成されています。これに対し、パンチ多段式金型は、複数の上パンチ、下パンチがある金型を指します。複数のパンチにより構成された金型(パンチ多段式金型)を用いることで、より高度な製品を製作することができるようになります。しかしながら、このパンチ多段式金型を使用し、製品を成形するためには、専用のプレス機が必要と...
超硬加工とは、タングステンカーバイドにコバルトや炭化チタン、炭化タンタルなどを混合させた超硬合金に切削、研削、放電等の加工を施すことです。超硬合金はその名前の通り硬度が極めて高く、ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇ります。そのため、超硬合金を加工する超硬加工は難加工であり、通常の工具では加工することができません。
そのため、切削加工や研削加工はダイヤモンドツールによって行われます。ダイヤモンドツールは工具の一部に天然ダイヤモンドもしくは人造ダイヤモンドを使用した工具のことで、切削工具や研削工具では切れ刃にダイヤモンドが使用されています。
超硬合金とは?超硬合...
ダイス鋼とは、冷間金型用の合金鋼であり「HRC60」とも呼ばれているものです。
ダイス鋼は鉄をベースに、クロム、炭素、モリブデン、マンガン、ケイ素、バナジウムを含めた合金になり、
薄板の金属プレス金型に良く使用されています。また、耐摩耗性の観点から大量生産に向いています。
そのようなダイス鋼の特徴を3つ下記で紹介いたします。
①熱処理することによって、硬度がHRC58以上になり、加工を行った際に発生する歪みが少なく寸法精度が高い特徴があります。
②焼き入れ性に優れています。ワークが大きいものでも、空冷で焼き入れ処理が可...
生産効率を考慮する際、1つの金型にいくつのキャビティを設置するかは非常に重要となります。そこで、今回は、1個取り金型、多数個取り金型の違いを詳しく解説します。是非、当記事をご覧いただき、違いをしっかりと押さえ、実際の金型選定や設計にご活用ください。
1個取り金型と多数個取り金型の違い1つの金型に対し、1つのキャビティを配置することを”1個取り”と呼び、多数個のキャビティを配置することを”多数個取り”と呼びます。この1個取り金型と多数個取りの金型の違いとしては、①生産効率、②金型費用、③金型納期が挙げられます。
①生産効率の違い当然のことながら、多数個取り金型を使用...
ワイヤー放電加工とは、タングステン、銅、真鍮などのワイヤー線に電流を流してワークを溶融させながら切断する加工方法です。ワイヤー放電加工では、硬度が高く、加工が難しい材料でも問題なく加工を行うことが可能です。この特徴から、 一般的な鋼板やステンレス、銅、アルミなどの材料から、超硬合金、インコネル、ハステロイなど多様な材質の加工に使用されています。
また、ワイヤー放電加工では、ワークと接触するワイヤー線が非常に細いため、ミクロンレベルの高精度加工が可能です。そのため、ピッチ精度が必要な順送金型部品の加工や、リングやギアの半割加工などに用いられています。さらに...
明確な穴径等の定義はありませんが、一般的に、Φ0.5mm以下の穴加工を微細穴加工と呼びます。微細穴加工は、精密機械部品、半導体、内視鏡、医療機器、時計部品、自動車部品など幅広い分野で活用されています。微細穴加工では、超高精度な加工が求められるため、高機能な設備と共に回転速度・温度などの加工条件に加え、基準穴と加工面を同一にするなど設計段階からの品質の作りこみが非常に重要となります。
超硬加工・超硬金型センターを運営する桂精密では、この微細穴加工を得意としております。そこで、本記事にて当社の微細穴加工技術についてご紹介します。