平面研削機はダイヤモンドホイールを使用し研磨します。ダイヤモンドの粒子により仕上り面が変わり、当社では#180~#2000までの番手を使用します。
写真は一番面の粗い#180と一番面の細かい#2000を掲載しております。粒子が細かくなるほど研磨できる量が少なくなり、ホイールが焼き切れてしまう為、非常に難しい加工となります。
【荒加工】
Ra:0.102
Rz(Rmax):0.6~0.8
【仕上加工】
Ra:0.011
Rz(Rmax):0.07~0.08
下記画像の荒加工は水ワイヤー、下記画像の仕上加工は油ワイヤーにて加工いたしました。
水ワイヤー加工面は後にLAP加工を施す必要があるが、油ワイヤーの加工面は面粗さが細かい為、流動磨き機等で 磨き加工を施すことが多い。
【荒加工】
Ra:2.20~2.28
Rz(Rmax):13.85~14.60
【仕上加工】
Ra:0.027~0.035
Rz(Rmax):0.232~0.287
型彫り放電の面はワイヤー放電の面と酷似しているが、ワイヤー放電よりも加工が不安定の為、面粗さにバラつきがある。型彫放電の仕上げ面は後工程でハンドLAP加工を施す。
放電面の仕上がり具合で、LAP加工にかかる時間に差が出る為、型彫りの加工時間とLAPの加工時間のバランスを取りながら仕上り面を決めていく。
【荒加工】
【仕上加工】
Ra:0.220~0.257
Rz(Rmax):1.45~1.87
プロファイル研削機もダイヤモンドホイールを使用し研削します。
プロファイル研削機はホイールを縦に摺動して加工する為、ワークの長さに加工面が左右されます。送り速度を遅くすれば加工面は良くなりますが、加工時間が増えていくためバランスが重要となります。
【荒加工】
Ra:0.183~0.205
Rz(Rmax):1.111~1.220
【仕上加工】
Ra:0.054~0.085
Rz(Rmax):0.529~0.586
LAP加工とはダイヤモンドの粒子を超音波ツールを使用し、ワークに押し当てて高速振動で粒子を転がし、凹凸を平らにする加工の事を指します。
ダイヤモンドの粒子は、粗い粒子から細かい粒子まで種類があり、細かい粒子になればなるほど仕上り面が細かく、鏡面に近い加工面になります。
【荒加工】
Ra:0.052~0.059
Rz(Rmax):0.454~0.548
【仕上加工】
Ra:0.012~0.013
Rz(Rmax):0.093~0.097