切削加工とは、加工したい材料に工作機械と切削工具を用い、求める形状に切る、削る加工方法の事を指します。
加工方法は大きく分けて2種類あり、ワークを高速回転させ、工具を当てて加工する【旋削加工】と工具を高速回転させ、ワークに当てて加工する【転削加工】があります。
旋削加工の工作機械は主に旋盤、添削加工の工作機械は主にフライス盤、マシニングセンタとなります。
ワーク材質は金属や樹脂、セラミック、木材など幅広く加工でき、工具は限定されますが、焼入鋼材や超硬材料なども加工可能となります。
高硬度材料を加工する際、工具も追従して硬度を上げる必要があります。
焼入鋼材を加工する場合の工具は、超硬にコーティングが付与された工具を使用し、
切削条件も通常の条件よりも落として加工する事となります。
超硬材料を加工する場合の工具は、ダイヤモンド工具を使用し、切削条件は更に落として加工する事となります。
ダイヤモンド工具は非常に高価な工具の為、コストが上がります。しかし工程は大幅に削減できるため、形状によってはコスト削減、短納期が見込める内容となります。
また、下記の切削加工の動画をご確認ください。
当社は汎用旋盤、汎用フライス、マシニングセンタを所持しています。
高硬度材を加工する際はマシニングセンタと超硬コーティング工具、ダイヤモンド工具を使用
しますが、ダイヤモンド工具は非常に折れやすく、加工条件はシビアとなります。
当社の高性能マシニングセンタ【Andoroid Ⅱ】と、±2℃以下の室温により、
実加工精度±1μ以下で加工できる環境にあって超硬直彫り加工は可能となります。
現状テスト段階ではありますが、実現に向けて日夜加工を進めております。
ダイヤモンド工具のコストが改善されれば、今後の超硬加工のメインとなっていくこととなります。
直彫り加工で1時間程度で加工いたしました。
本来は超硬材料で行いますが、試作であればSKDで直彫り加工が可能です。
これにより、通常は電極製作と放電加工で5時間はかかるところ直彫りにすることで加工時間を短縮し、短納期化とコストダウンを実現しております。
また手磨きを施しており、面粗さRa0.02の精度も確保しております。
テスト製作いたしました。
本来超硬材料は切削工具への負担が大きく、加工が難しいため、超硬材料の加工においては形彫り放電での加工が多くなりますが、条件がそろえば、超硬材料を切削直彫り加工で対応可能です。 直彫り加工は寸法精度がよく、ラップ負担が軽減され、工程短縮が可能になり、複雑形状に対して最終精度の安定化といったメリットがあります。
ミクロンオーダーの複雑形状な超硬材料の加工といったような高難度金型であっても実現可能です。
テスト製作いたしました。
本来超硬材料は切削工具への負担が大きく、加工が難しいため、超硬材料の加工においては形彫り放電での加工が多くなりますが、条件がそろえば、超硬材料を切削直彫り加工で対応可能です。 直彫り加工は寸法精度がよく、ラップ負担が軽減され、工程短縮が可能になり、複雑形状に対して最終精度の安定化といったメリットがあります。
ミクロンオーダーの複雑形状な超硬材料の加工といったような高難度金型であっても実現可能です。
・汎用旋盤、汎用フライス
・マキノ製マシニングセンタ、マシニングセンタ ファナック製【ROBO DRILL】
・マシニングセンタ ソディック製【HS430L】、マシニングセンタ 碌々産業製【Andoroid Ⅱ】