今回のメールマガジンでは桂精密が製作、加工した超硬部品をご紹介します。
超硬は加工難易度は高いですが耐久性に優れ、摩耗する治工具や機械装置部品では長寿命化や高精度化に繋がります。 金型メーカーとしてご認識頂くことの多い桂精密ですが、金型部品の単品加工や治工具部品、装置部品加工等も行っております。
もし超硬や工具鋼(SKD等)で製作したい部品がございましたら、桂精密にお気軽にご相談ください。
超硬製 微小パンチ
桂精密で社内加工した超硬製の微小パンチです。治工具用途向けのサンプルワークとして、また小型化する電子部品金型向けの多数個取り提案ワークとして加工を行いました。
幅は約3.5mm、奥行きは1mmとなっており、最大の特徴として狭小スペースいに対しての多数個処理を想定した深い二股構造のパンチとなっています。
また先端には電子部品を想定した打ち抜きのための形状加工をプロファイル加工により行っています。この加工は加工時の材料の振動抑制や機械制御等高度なノウハウが必要であり、超硬加工や工具鋼の加工が得意な会社でも非常に難易度が高い加工です。
桂精密では将来の金型の微小化を想定して技術開発を行うと共に、部品や治工具用途でも展開を考えて頂けるようなサンプルワークを製作しています。
金型の相談はもちろん、治工具、部品加工の相談もお気軽にお寄せください。
超硬製 微小ガイドピン
こちらは超硬製のガイドピンです。電子部品関係の装置を製作しているメーカーからの依頼で試作、量産生産を行ったものです。写真上部に見えているのは寸法比較用の定規のメモリです。
このガイドピンは非常に小さく、φ0.25mmの径を高精度の±0.003精度で仕上げています。製作上はプロファイル研削等を駆使していますが、これまで別材料で製作していたガイドピンのため、超硬に切り替えたことで寿命が大幅に向上したそうです。
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