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非磁性超硬と超硬合金の比較


非磁性超硬合金とは、その名の通り、磁性を持たない超硬合金のことを指します。通常の超硬合金は、弱いながらも磁性をおびているため、磁石材料のプレス加工やその周辺設備での使用が困難でした。そこで、磁性を帯びていない非磁性超硬合金が開発されました。

この非磁性超硬合金は普通の超硬合金と成分が異なります。通常の超硬合金と比較すると、非磁性超硬は塩分や化学薬品に対して耐蝕性が高く、低温・高温における耐酸化性にも優れています。

その一方、非磁性超硬は、通常の超硬合金よりも加工が難しいといえます。また、非磁性超硬は素材の種類が少ないため、通常の超硬合金のように幅広いバリュエーションから要望の素材を選定することはできません。

そのため、非磁性は、硬度のラインナップが少ないため硬度が高い超硬合金を使用されたい方は、脱磁機を使用して、磁力を弱めて使用される方もおられます。(完全脱磁は、できません)

また、非磁性超硬合金の硬度は、HRA81.5~92.5になります。



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