極小・高精度・難形状の金型を高品質にする技術やノウハウおよび基礎知識をご紹介!
当社は長年の金型製作で培われたノウハウ、最新の加工機を駆使した高精度な部品加工、機械で計測された精密さと職人スキルに支えられています。 お客様のご要望にあわせ、あらゆるかたちの金型に必要な精度、構造、形状など最適なご提案をさせていただきます。
金型部品に精密加工がなぜ問われる?金型は同じ型に同じ製品を大量生産するためのものですから、精度の低い部品を使用していると、出来上がった製品もばらつきが生じ、歩留まりが悪くなります。金型は製造数多くの部品の集合体で、一つ一つの部品の精度が金型全体の精度を左右します。組み合わせの精度が高ければ高いほど金型として...
ダイス鋼とは、冷間金型用の合金鋼であり「HRC60」とも呼ばれているものです。
ダイス鋼は鉄をベースに、クロム、炭素、モリブデン、マンガン、ケイ素、バナジウムを含めた合金になり、
薄板の金属プレス金型に良く使用されています。また、耐摩耗性の観点から大量生産に向いています。
そのようなダイス鋼の特徴を3つ下記で紹介いたします。
①熱処理することによって、硬度がHRC58以上になり、加工を行った際に発生する歪みが少なく寸法精度が高い特徴があります。
②焼き入れ性に優れています。ワークが大きいものでも、空冷で焼き入れ処理が可...
超硬金型・部品設計製作を運営する桂精密では、超硬金型・部品の製作はもちろん、金型を用いた高精度粉末成形品の製作まで承ります。
電子・自動車・医療・住設部品などの高精度セラミック部品金型(超硬金型)の設計製作、超硬部品加工に長年携わってきた実績からお客様の部品設計段階からサポート、ご提案させて頂きます。
「高精度・微細加工を要する金型」「既存金型の改造・メンテナンス」「製品設計・金型設計のアドバイス」等、お気軽にご相談ください。
またセラミック成形品の製作まで一貫して承ることも可能ですので、製品生産のご相談もお気軽にお寄せください。
このような課題...試作金型を多数個取りにすることによって、金型のコストダウンが可能となります。
単純に1ショット、取り数を1個から30個そして100個とすることができれば、生産性は大幅に向上します。
従って金型改善、生産コストの低減、生産性向上を検討する際は、多数個取りは検討すべき重要なアプローチの一つです。
超硬金型・超硬部品 設計製作センターを運営する桂精密は超多数個取り金型において、
数多く提案してきた実績があります。
プレス機に合わせ、最適な取り数の金型を提案することで、理想の多数個取り金型が実現します。
金型材料は高価な材料が多く、どの...
粉末成形プレスラインの生産性向上について、金型メーカーの立場から、
検討すべきポイントについて解説します。
まず生産性の向上という大きなテーマの下で、
具体的にどの項目を改善していくのかを定める必要があります。
例えば、生産に用いる金型自体を潰れにくくするのか、ショット数を上げるのかといった、
取組む項目毎にアプローチが異なります。
上記の2つはいずれも金型の耐久性向上という改善目的に沿っていますが、
ショット数を上げるためのアプローチと、潰れにくい金型を作るためのアプローチは実は異なります。
ショット数を上げ...
超硬金型の寿命を上げるためには、金型の硬度を上げるのが一番即効性があり、有効な手段です。
ただし、単純に硬度を上げても大幅な長寿命化につながらないケースもあります。
これは成形対象となるセラミックの材料に寄るところが大きく、成形対象と金型材料の両方が上手くマッチするように金型を企画しなければなりません。
たとえば
超々微粒子を用いた超硬合金を金型に用いると、硬くなるが割れやすいという特性となります。
量産数を増やすのか、金型が割れにくくするのかの目的によって対策は異なってきます。
例・製品が小さい、または極小の場合は、超々微粒子...
HRA90とは硬度のことで、ロックウェル硬さで表した硬度になります。
ビッカース硬さで言うところのHV1400と同程度の硬度になります。
ロックウェル硬さは測定する材質に圧子を載せて荷重をかけ、その時のくぼみの深さを測定する測定方法になります。
HRAの他にHRBやHRCがあり、このHRの後ろについているA、B、C、はスケールのことを指しています。
超硬合金の材質を表す際にはこのHRA硬度も一緒に表されます。 ...