極小・高精度・難形状の金型を高品質にする技術やノウハウおよび基礎知識をご紹介!
当社は長年の金型製作で培われたノウハウ、最新の加工機を駆使した高精度な部品加工、機械で計測された精密さと職人スキルに支えられています。 お客様のご要望にあわせ、あらゆるかたちの金型に必要な精度、構造、形状など最適なご提案をさせていただきます。
金型部品に精密加工がなぜ問われる?金型は同じ型に同じ製品を大量生産するためのものですから、精度の低い部品を使用していると、出来上がった製品もばらつきが生じ、歩留まりが悪くなります。金型は製造数多くの部品の集合体で、一つ一つの部品の精度が金型全体の精度を左右します。組み合わせの精度が高ければ高いほど金型として...
電子部品は、私たちの日常生活で使う様々なデバイスに不可欠な要素です。特に、スマートフォンやEV車など、現代のテクノロジーを駆使した製品には、全世界の人口分に匹敵するほどの電子部品が必要とされています。この大量の需要を満たすため、そしてコストを抑えるためには、持続的に使用できる高品質な金型が欠かせません。
とくに注目されているのが、「粉末成形金型」です。粉状の素材を使用するため、製品の形状に高い自由度があります。これは、特に小さいサイズや独特の形状の部品を作成する際に有利です。そして、これらの金型を作成する際に「超硬金型」が選ばれることが多いのです。...
「超硬」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?この言葉は、金属加工や切削加工などの産業分野でよく使われる言葉です。超硬とは、非常に硬度の高い材料のことを指します。一般的には、炭化タングステンを元にコバルトを結合剤として焼結した材料を超硬材料としています。超硬金型とは、この超硬材料を使った金型のことで、高品質なプラスチック製品や精密部品を生産する際に欠かせない重要な役割を担っています。今回は、そんな超硬や超硬金型について、詳しくご紹介していきます。
目次:
1.超硬とは
2.超硬金型とは
3.超硬が金型に使用される理由
4.超硬加工とは
5...
粉末成型金型とは、金型製造に使用する技術の一種です。
この技術は、粉末状の金属や非金属の材料を使用して、高品質かつ低コストな金型を作成することができます。
そのような粉末成形金型の製造方法とメリットを紹介いたします。
>>桂精密の粉末成形金型
>>超硬部品の製作なら、桂精密にお任せください!
目次:
1.粉末成形金型とは
2.粉末成形金型の特徴
3.粉末成形金型の工程
4.当粉末成形金型の工程
5.当社の粉末成形金型の特徴
6. 粉末成形金型なら、当社にお任せください!
粉末...
超硬金型は、耐摩耗性、耐久性、離型性に優れた金型になります。今回はそんな超硬金型を成功させるポイントを紹介いたします。
目次:
1.超硬金型とは
2.超硬金型の特徴
3.超硬金型の加工方法
4.粉末成形金型とは
5.当社の超硬金型の事例を紹介
6.超硬金型の設備をご紹介
7.超硬金型なら、当社にお任せください!
超硬金型とは超硬合金で製作された金型になります。
超硬合金はタングステンカーバイドが主成分であり、ダイヤモンドの次に硬くダイス鋼で対応できないものを成形する場合に使用されます。
...当社では、電子部品の成形に使用される超高精度金型の設計・製作に長年携わってきました。その中で、高度な技術を培ってまいりました。当記事では、そんな当社が保有する技術を用いたウス(ダイス)段付き金型についてご紹介します。
ウス(ダイス)段付き金型とはウス(ダイス)段付き金型は、上パンチ、ウス(ダイス)、下パンチにより構成されています。パンチ多段式金型の違いとしてウス(ダイス)側に段がつく点が違いになります。用途として、パンチが細長いものに採用されることが多いです。また、ウス(ダイス)内部に段付き加工を施すため、精度を出し難い金型になります。下図は、ウス(ダイス)段付き金型の一例で...
当社では、電子部品の成形に使用される超高精度金型の設計・製作に長年携わってきました。その中で、高度な技術を培ってまいりました。当記事では、そんな当社が保有する技術を用いたパンチ多段式金型についてご紹介します。
パンチ多段式金型とは?通常の金型は、上パンチ、ウス、下パンチにより構成されています。これに対し、パンチ多段式金型は、複数の上パンチ、下パンチがある金型を指します。複数のパンチにより構成された金型(パンチ多段式金型)を用いることで、より高度な製品を製作することができるようになります。しかしながら、このパンチ多段式金型を使用し、製品を成形するためには、専用のプレス機が必要と...
生産効率を考慮する際、1つの金型にいくつのキャビティを設置するかは非常に重要となります。そこで、今回は、1個取り金型、多数個取り金型の違いを詳しく解説します。是非、当記事をご覧いただき、違いをしっかりと押さえ、実際の金型選定や設計にご活用ください。
1個取り金型と多数個取り金型の違い1つの金型に対し、1つのキャビティを配置することを”1個取り”と呼び、多数個のキャビティを配置することを”多数個取り”と呼びます。この1個取り金型と多数個取りの金型の違いとしては、①生産効率、②金型費用、③金型納期が挙げられます。
①生産効率の違い当然のことながら、多数個取り金型を使用...
明確な穴径等の定義はありませんが、一般的に、Φ0.5mm以下の穴加工を微細穴加工と呼びます。微細穴加工は、精密機械部品、半導体、内視鏡、医療機器、時計部品、自動車部品など幅広い分野で活用されています。微細穴加工では、超高精度な加工が求められるため、高機能な設備と共に回転速度・温度などの加工条件に加え、基準穴と加工面を同一にするなど設計段階からの品質の作りこみが非常に重要となります。
超硬加工・超硬金型センターを運営する桂精密では、この微細穴加工を得意としております。そこで、本記事にて当社の微細穴加工技術についてご紹介します。
超硬金型とは超硬合金で製作された金型になります。
超硬合金はタングステンカーバイドが主成分であり、耐摩耗性、耐久性、離形性が非常に高いことが特徴です。
金型は部品どうしの接触や摩擦など摩耗のスピードが早く、摩耗の状態が許容限度を超えてしまうと金型の破損や不具合、成形品の不良などにつながってしまうため、高い耐摩耗性が求められます。
摩耗には接触したりこすれあう部品どうしが、磨り減ってゆく正常摩耗の他にも摩耗の種類があります。
部材間の硬度差によって起こるアブレシブ摩耗、部材同士の衝突によって生じた凝着部の脱落によって起こる凝着摩耗、負荷と除荷が繰り返され...