極小・高精度・難形状の金型を高品質にする技術やノウハウおよび基礎知識をご紹介!
ワイヤー放電加工とは、タングステン、銅、真鍮などのワイヤー線に電流を流してワークを溶融させながら切断する加工方法です。ワイヤー放電加工では、硬度が高く、加工が難しい材料でも問題なく加工を行うことが可能です。この特徴から、 一般的な鋼板やステンレス、銅、アルミなどの材料から、超硬合金、インコネル、ハステロイなど多様な材質の加工に使用されています。
また、ワイヤー放電加工では、ワークと接触するワイヤー線が非常に細いため、ミクロンレベルの高精度加工が可能です。そのため、ピッチ精度が必要な順送金型部品の加工や、リングやギアの半割加工などに用いられています。さらに...
明確な穴径等の定義はありませんが、一般的に、Φ0.5mm以下の穴加工を微細穴加工と呼びます。微細穴加工は、精密機械部品、半導体、内視鏡、医療機器、時計部品、自動車部品など幅広い分野で活用されています。微細穴加工では、超高精度な加工が求められるため、高機能な設備と共に回転速度・温度などの加工条件に加え、基準穴と加工面を同一にするなど設計段階からの品質の作りこみが非常に重要となります。
超硬加工・超硬金型センターを運営する桂精密では、この微細穴加工を得意としております。そこで、本記事にて当社の微細穴加工技術についてご紹介します。
超硬合金とは、硬質の金属炭化物と鉄系金属で構成される合金のことを指します。
超硬合金の最も代表的な組成は、WC-Co合金になります。超硬合金は、レアメタルと呼ばれるWCとCoの粉末を混ぜ合わせ約1400℃の高温で焼結することにより、ダイヤモンドに次ぐ硬さと高い弾性率を発揮します。
超硬加工や超硬加工については下記記事にて詳しくご紹介しておりますので、是非ご確認ください。
>>超硬加工とは?
>>超硬金型とは?
超硬合金には様々な種類があります。そこで、今回は超硬合金における材質選定のポイントについてご紹介します。
超硬合金の種類...超硬合金とは、硬質の金属炭化物と鉄系金属で構成される合金のことを指します。
超硬合金の最も代表的な組成は、WC-Co合金になります。超硬合金は、レアメタルと呼ばれるWCとCoの粉末を混ぜ合わせ約1400℃の高温で焼結することにより、ダイヤモンドに次ぐ硬さと高い弾性率を発揮します。
また、超硬合金の硬度はHRA81~95になります。
>>超硬合金とは?超硬合金の材質選定のポイントをご紹介!
>>超硬部品/超硬金型の超硬加工を 成功させるポイントを紹介
>>超硬合金の加工方法について紹介いたします!
非磁性超硬合金とは...超硬(超硬合金)とは、粉末を用いて加圧成型で1300°~1500°の高温で焼結した合金金属のことです。超硬パンチとは、この超硬合金を使用した粉末成形等で用いられる金型用のパンチのことを指します。下記にて詳しくご説明しますが、超硬パンチは、主に耐摩耗性等が求められる場合に使用される非常に硬度が高く、熱に強いパンチとなります。
>>超硬部品の製作なら、桂精密にお任せください!
>>超硬とは/超硬金型とは?詳しくご紹介いたします!
>>超硬部品/超硬金型の超硬加工を 成功させるポイントを紹介
超硬パンチの使用用途超硬パンチは、金型...
粉末成形金型とはその名の通り、粉と粉(セラミック:アルミナorフェライト+バインダー)をくっつけて成形を行う金型のことです。
粉末成形とは粉末冶金とも呼ばれ、セラミックスや金属の粉末を金型に入れて圧縮して固め、
更に高温で焼き固めることで高硬度高精度の部品をつくる技術のことです。
粉末成形は大まかに分けると、以下の工程によって構成されています。
1.原料となる粉末の混合
2.粉末を金型に入れて圧縮し成形
3.成型品を焼き固める
粉末成形金型はこのうちの2.粉末(材料)を金型に入れて圧縮し成形に使用されます。
この金型成形...
細穴加工とは小径の穴を開ける加工になります。一般に細穴加工と言っても、どこからどこまでを細穴加工と言うかについては様々で、BTA加工やガンドリル加工でも細穴加工と言われる方もおられます。
これらの加工能力は穴径が最小でもφ0.5クラスになってきますので、コンデンサーやインダクター、電子部品用の製品などの微細領域での加工はなかなか難しいです。
さて、それでは微細領域における細穴加工、ここでは上のBTA・ガンドリル加工と分けるために「微細穴加工」としてご紹介いたします。
<微細穴加工とその加工方法>微細穴加工ではBTA・ガンドリル加工機ではなく、よ...
放電加工技術とは水や油などの液体の中で、電極と工作物の金属の間に電気によるアーク放電を引き起こし、数千度にもなる熱で金属を溶かして加工する方法です。この溶けた部分が液体により急激に冷却され工作物から剥離します。この放電から剥離までの一連の流れを連続して行うことで工作物を加工します。
この放電加工の最も特徴的なポイントは、極めて硬度の高い金属でも微細な加工ができる点です。
通常の加工、例えば切削加工で超硬のような硬い金属を削ろうとすると、工具への負担が非常に高くなってしまいますが、放電加工は加工物と接触しない非接触加工のため、そうした工具への負担がなく、超硬加工に適した加...
プロファイル加工とは倣い加工とも呼ばれるテーパ、溝幅、溝深さ、凸R、凹Rの加工などをおこなう研削加工になります。
プロファイル加工機には測定用の投影機が設けられており、ここから完成図が工作物に投影され、この影に沿って作業者が位置合わせを行いながら加工を行います。
スクリーンは倍率を設定することができ、例えば当社が保有するPGX-3000で言えば、
倍率20倍と50倍で研削箇所を見ることができ、複雑形状や曲線のような通常の加工であれば難しいような加工でも超高精度に行うことができます。
真円度・円筒度・同軸度・直角度・平面度・平行度等の幾何公差を高精度に仕上げることが...
微細加工というものの定義はまちまちです。
微細領域の加工を指しますが、どの程度のピッチや穴径、溝や凸凹からが微細な領域なのかは企業によって違います。
当社では主に電子部品や半導体向けのセラミック成形・抜き金型、SKD・WC高精度部品の設計製作を行っております。
加工範囲はSK材Φ200~0.30・WC材Φ100~0.30、加工精度は±0.0025であり、当社で行っている加工は微細加工と言えると思います。
当社は油加工液の細線ワイヤー・形彫り放電加工機を所有し、超精密な加工が可能です。